心臓病が進行することで肺に水が溜まってしまう病気です。溺れているのと同じでうまく息ができないため、非常に息苦しくなります。
犬では僧帽弁閉鎖不全症を起こしやすい高齢の小型犬(チワワ、マルチーズ、シーズー、ポメラニアンなど)で多く見られます。猫は若い子でも高齢の子でも年齢を問わず発症することがあります。心原性肺水腫を発症すると呼吸が速い、息が荒い、落ち着かず寝れないなどの症状が見られます。重症になるとピンク色の泡を吐くようになり、こうなると超緊急です。
肺水腫のサインに早めに気がつけるように、心臓病と診断された子は普段から睡眠時の呼吸数を数えることをお勧めします。1分間に40回以上の呼吸数は危険のサインです。