夜間診療

Night medical treatment

現在夜間診療は一時休止しております。

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名古屋みなみ動物病院では、夜間や休診日などの
時間外診療にも可能な限り対応いたします。
名古屋みなみ動物病院・どうぶつ呼吸器クリニックには、夜間救急診療を経験してきたスタッフが多数在籍しております。
まずは心配な症状のご相談だけでも構いませんのでご連絡ください。 なお、診察に際して別途時間外診察料がかかります。
ご来院時は必ず事前にお電話にてご連絡ください。
TEL. 052 – 627 – 1720
事前連絡なしでのご来院は診療をお受けできない場合がございます。
ご協力、お願いいたします。
迅速な対応が必要な疾患の一例
One case
01
子宮蓄膿症(パイオ、パイオメトラ)
子宮の中で菌が増えて膿が溜まってしまうことで全身に菌の毒素がまわってしまう病気です。
避妊手術をしていない女の子の犬で、特に中高齢で発症することが多いです。
急に元気がなくぐったりしてきた、ごはんを食べない、吐いてしまうなどこの症状が認められることがあります。 陰部から血膿が出てくることで気づかれることがありますが、排膿が認められないケースもあります。シニア犬の女の子で陰部から膿が出ている、避妊手術をしていない子が急にぐったりしてきたら早めの受診をお勧めします。
02
心原性肺水腫
心臓病が進行することで肺に水が溜まってしまう病気です。溺れているのと同じでうまく息ができないため、非常に息苦しくなります。
犬では僧帽弁閉鎖不全症を起こしやすい高齢の小型犬(チワワ、マルチーズ、シーズー、ポメラニアンなど)で多く見られます。猫は若い子でも高齢の子でも年齢を問わず発症することがあります。心原性肺水腫を発症すると呼吸が速い、息が荒い、落ち着かず寝れないなどの症状が見られます。重症になるとピンク色の泡を吐くようになり、こうなると超緊急です。
肺水腫のサインに早めに気がつけるように、心臓病と診断された子は普段から睡眠時の呼吸数を数えることをお勧めします。1分間に40回以上の呼吸数は危険のサインです。
03
異物の誤食・誤飲
おもちゃを飲み込んだ、盗み食いした料理に玉ねぎが混ざっていたというのはよくあるトラブルです。異物で特に注意したいのは中毒性のあるもの、ヒモ類(猫じゃらし、リボン、パーカーなど衣類のヒモなど)、尖ったもの(竹串など)、大きめの果物の種(モモ、梅干しなど)です。
食べた直後で異物が胃の中にあれば注射(催吐剤)で吐かせる処置が可能です。しかし、早いと食べてから2時間程度で胃から腸へ流れ始めてしまうこともあるため、極力早めの受診をお勧めします。お薬で異物を吐き出せなかったり、吐かせることが危険なものを飲み込んでしまっていた場合、腸で詰まってしまった場合には麻酔をかけて内視鏡や手術が必要になることがあります。
人にとっては問題ないものでも、犬や猫にとっては毒になることもあります。特にネギ類、ぶどう、キシリトール、解熱鎮痛剤、ユリ(猫のみ)は要注意です。残念ながら解毒剤に当たるものはほとんどありませんが、食べてから時間が経っていても点滴や毒素の吸着剤などで対応することでダメージを最小限に抑えられることもあります。
食道にひっかかってしまうことがあります。角切りにしたリンゴやナシなどは食道に詰まってしまうこともあります。何かを飲み込んだ後に苦しそうな様子が続く場合にはできるだけ早く対処が必要です。
食べてはいけないものを食べてしまった時はもちろん、毒でないものでも食べた後にいつもと様子が違うと感じたは、緊急性の確認をする上でも早めに動物病院へご相談ください。
04
胃拡張胃捻転症候群
胃ガスで胃が異常に拡張してしまったり、胃が捻れてしまう病気です。
大型犬での発症が非常に多く、ミニチュア・ダックスフントなどの小型犬でも生じます。一度に多量のごはんを食べたり、食事前後の運動などが引き金になることが多いとされています。
ウロウロして落ち着きがない、吐こうとしても吐けない、吐いても何も出てこない、お腹が張ってきたなどの症状が見られるようになります。
重症例ではショックを起こすことがあり、迅速な対応が必要となることがありますので、上記症状が見られたら動物病院への受診をお勧めします。
05
尿道閉塞
尿道に石などが詰まることでおしっこが出せなくなる病気です。おしっこが出せない状態が長く続くと腎臓が障害されることがあるため、積極的な治療が必要です。
何度もトイレに行く、トイレに行くが尿が出ないなどの症状が見られた際にはご相談ください。
06
発作
脳の中の情報のやりとりがうまくできなくなり、動物の意思とは関係なく体の自由が効かなくなっている状態です。発作の原因には脳神経に問題がある場合(てんかん、脳炎、脳梗塞、脳腫瘍など)や低血糖、肝臓や腎臓の病気などが挙げられます。
発作を起こした子は、痙攣や四肢をこわばらせたり、足をばたつかせたりします。よだれや泡を吹いたり、おしっこや便を漏らしてしまう場合もあります。
1. 発作が5分以上続いている(発作重責)
2. 発作が何回も起こっている(群発発作)
3. 発作は落ち着いたが、1時間以上経ってもボーッとしている
1~3のいずれかに当てはまる場合はできるだけ早急に動物病院の受診をお勧めします。
07
アナフィラキシー
食べ物、ワクチン、医薬品、虫刺されなどにより急激なアレルギー反応が全身に起こった状態をいいます。
どの年齢、どの種類でも起こり得ますが、ワクチン接種後アレルギー反応はミニチュアダックスフントで多かったとの報告があります。
顔が腫れたり(ムーンフェイス)、皮膚にブツブツが出て痒くなるような症状が犬では多く見られます。また、吐いたり下痢をしたりといった消化器の症状も見られることがあります。猫では息が苦しそうなどの呼吸器症状が多いとされています。
重症化したアナフィラキシーショックという早急な対応が必要な緊急状態に陥る可能性があります。アナフィラキシーは一旦おさまった再び症状が現れたり、遅れて悪化することもあります。症状が落ち着いても安心せずに、可能であれば一度動物病院への受診をご検討ください。
08
熱中症
人と同様に動物も熱中症になることがあります。
室温の高い部屋に長時間居た場合や、暑い時間帯での散歩などで熱中症を発症することがあります。短頭種や気道に問題のある動物は熱中症を引き起こしやすく、また、過度に興奮しやすい子は興奮により体温が上がり、結果として熱中症状態になることもあります。
熱中症にさせない様に注意することが重要ですが、体がいつも以上に熱い、ヨダレをたらしながらハアハアしている、ぐったりしてきたなど、熱中症をと疑う場合には体を冷やしながら早めに動物病院を受診しましょう。
09
動脈血栓塞栓症
血の塊(血栓)が足の太い血管に詰まってしまう病気です。血が巡らないことで足をうまく動かせなくなったり、強い痛みを伴うことがあります。心臓病(肥大型心筋症、拘束型心筋症など)を患っている猫での発症がが多い病態です。
急に後ろ足を引きずる、痛そうに鳴き始める、ハアハアと苦しそうにするなどの症状がみられます。
また、基礎となる心臓病が進行していることで心原性肺水腫を同時に発症していることもあり、その場合は肺水腫の治療を同時に行う必要があります。
動脈血栓塞栓症の治療は発症からの経過時間で選択肢が変わることがあり、時間との勝負です。猫で上記症状が認められた際にはできるだけ早く動物病院にご相談ください。
10
腹腔内出血
お腹の中の腫瘍が破裂し、出血多量により脳や心臓など大事な部分に十分な血が巡らなくなる病気です。
高齢の大型犬(ゴールデン・レトリーバー、フラットコーテッド・レトリーバー、ジャーマン・シェパードなど)において、肝臓や脾臓の腫瘍が破裂することで腹腔内出血を生じることが多く、元気がない、ふらつく、立てない、歯ぐきや舌の色が白くなるなどの症状が現れます。
11
難産・異常分娩
フレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリアなどの短頭犬種、猫ではペルシャ、マンチカン、ブリティッシュ・ショートヘア、アビニシアンなどが難産になりやすいと言われます。また、チワワやポメラニアン、シーズーなどの小型犬の場合でも、母体に対して仔犬が大きいため難産になりやすい傾向にあります。
破水から2-3時間経っても分娩の兆候がない、赤ちゃんは見えているのになかなか出てこない、30分以上強い陣痛が続いている、緑色(猫は赤色)の液体が出てきたなどは難産のサイン、お母さんが自力で産めない可能性が高い状態です。この状態が続くと赤ちゃんの命もお母さんの命も危険に晒されます。
出産はとても感動的な瞬間である一方で、赤ちゃん、お母さんともに命懸けの行為でもあります。母子ともに無事に出産・育児を乗り切るためにも万全の準備を整えつつ、難産かな?と思った時は早めに動物病院へご連絡ください。

午前
09:00~12:00

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午後
16:00~19:00

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